ユトリロ展
会場は新宿副都心の損保ビル内にある「東郷青児美術館」を使ったのだが
ここにはかって大枚をはたいて話題になったゴッホの「ひまわり」に加えて
ゴーギャンの「アルルの女」(?)にセザンヌの「りんごとナプキン」を展示して
あるが、保有していたい心理ってなんだろう?
「ひまわり」は圧倒されるが大きさもそれに比例してばかでかかった。
ユトリロは19世紀後半から55年没なので20世紀中期までの人だが、
印象派の画風は見ていたんだろうか?
恋多き母を持ち父親は誰だかも母親自身が分からないそうで、
大酒飲みのおばあさんに育てられたせいか酒依存症に子供の頃にかかり
精神病院に入退院の繰返しの中で療法として絵筆を持たされたのが始まりだった。
そういうこともあって描かれる絵には人物が描かれてないのが多い。
この絵には人物が描かれているけれでも。
圧倒的にモンマルトルの風景画が多いのだが、“白の時代”も
“色彩の時代”もモンマルトルだ。
題材にモンマルトルの風景画ばかりなのは入退院の生活だからもある
だろうし、絵葉書をオリジナルにして描いていることもありそうだ。
そんなこともあるだろうからかほとんどの作品から“静謐さ”を受ける。
それから相当なママコンだろうな。
51歳になって63歳の夫人と結婚してからは彼女が画商達との窓口に
なってくれて安定した生活を得られたそうだが、亡くなった後は教会で
日々祈りの生活を送ったけれど対象は母親とジャンヌダルクと言う一般的
でないが我々には残した絵画で感動を与えてくれる。
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